ひだかこどもクリニック開院
6月10日に開院予定の「ひだかこどもクリニック」の内覧会に家内と共に行ってきた。日高啓量先生は名古屋大学小児科医局出身で、名古屋エキサイ会病院小児科勤務を経て今回地元で独立開業された。名大大学院生時代に私どものクリニックの土曜外来を時々手伝っていただいた先生である。知多郡東浦町の緒川(おがわ)というところにクリニックがある。金山からJRで大府まで行き、武豊線にのりかえる。三河出身(安城、岡崎)の私たちも武豊線に乗るのは多分初めてのことと思う。大府から2つ目の「緒川駅」へはあっという間に到着。おもしろかったのは2両編成の列車に1名の乗務員がいて「ワンマン列車」になっていたことだ。東海道線ではあまり見られないが、武豊線では無人駅も多くバスのように乗客が降りる時に切符を車内の乗務員が回収していた。「緒川駅」よりタクシーで「ひだかこどもクリニック」へ。
クリニックは「於大公園」の入り口の道を挟んで向かい側にある。ところで「於大」という方はあの徳川家康の奥方だった(あるいは母親)かな。後で調べておこう。いずれにしてもこのあたりは歴史のある場所のようだ。クリニックは広々として、駐車場も30台近く確保されている。名古屋市内にあり手狭で駐車場確保も難しい私共クリニックに比べて恵まれた環境である。クリニック内も明るく、子供に配慮された設計となっている。天井も高いため広々とした印象を受ける。診察室も一般と乳児健診などが別々になっていて(入り口も)理想的である。日曜日も診察(午前中)となっており患者さんには喜ばれるだろう(私よりも10歳以上若い先生なので可能と思うが)。日高先生の奥様、お母様と管理栄養士の妹さんもみえていた。1時間近く案内していただいたが、よい環境とスタッフ(小児科の経験のある看護師)に恵まれきっと成功されるだろうと思いつつタクシーで「大府駅」へ。朝から天気もよく楽しい一日であった。
於大の方 は徳川家康の母でした。緒川城(東浦町緒川)で生まれ、三河の松平広忠に嫁いで長男竹千代(のちの徳川家康)を生む。竹千代と岡崎城で暮らしたのは彼が3歳までで、於大の方は広忠と離縁し刈谷城(刈谷)で暮らす。そんな中でも家康とは音信をとり続け、今川家から自立した家康は於大を母として迎える。晩年は伝通院と号し、家康の滞在する京都伏見城で死去。於大の方は私共の故郷の三河と深く関わっていたことを今回遅ればせながら知りました。
「ひだかこどもクリニック」日高先生と共に
「ひだかこどもクリニック」知多郡東浦町大字緒川字大門一区3-2
TEL0562-82-0700、0562-57-2337