平成23年6月15日 子宮頸癌ワクチン(サーバリックス)の再開
子宮頸癌ワクチンが今年より名古屋市では全額公費負担(実費だと1回18000円くらい)となり、市内の中学1年から高校1年生の女子生徒(希望者)に接種(3回接種)できるようになった。ところがこのワクチンの供給が需要に追いつかず、しばらくは接種は休止状態であった。最近になって供給量が増加し(英国グラクソ社)、再開のめどがたった。高校1年生の女子生徒が希望しても接種できなかったことも踏まえ、名古屋市からは現在高校2年生となった女子生徒から開始するという連絡があった。現在学校を通じてこの案内が送られているようだ。私共クリニックでも予約があれば、それに応じられる体制をとっている。ただ子宮頸癌はワクチンだけで完全に予防できるわけではないので、成人してからも癌検診を受ける必要性は変わらない。20代から30台の女性の癌では比率が高い子宮頸癌の対応策が一つでも増えたことは喜ばしいことである。 子宮頸癌ワクチン(サーバリックス、グラクソ社)
計3回接種(筋肉注射)