なごやかこどもクリニックの過去のブログ

2010.07.01更新

平成22年6月25日(金) 居酒屋:千酔漢(せんすいかん)


このところこのブログも固い内容が続いてしまったので、少し柔らかい話題を。名古屋の地下鉄名城線「久屋大通」駅近く「東急ハンズ」より錦に近い所に一風変わった名前の居酒屋がある。「千酔漢:せんすいかん」というのは「酔っ払いのおやじがたくさん集まる」といった意味だろうと勝手に解釈している。この店に最初に来たのは正確には覚えてないが、平成3年ころではないかと思う。ということは、かれこれ20年近く通っていることになる(この店ができて約30年というだ)。カウンターに数人、囲炉裏を囲んで5-6人というこじんまりした店(2階にも座敷があるが)で、昔ながらの居酒屋という雰囲気が気に入っている。

おつまみ類はごく平凡だが、この店のすごいところは質の高い日本酒(吟醸酒)がずらりと並んでいることである。愛知県を代表する「蓬莱泉」「義侠」「醸し人・九平次」をはじめ「十四代:山形」「磯自慢:静岡」「黒龍:福井」など私の好きな吟醸酒がそろっている。また吟醸酒の最高峰といってもいい「獺祭(だっさい):山口」がおいてあるのは感激である。高級料亭ではない居酒屋でこれだけの日本酒を揃えてあるところは名古屋でもそれほど多くないだろう。

金曜日の夜、夜間外来のあと(PM9時ころ)ふらっとこの店に立ち寄ることが多い。この店の大将や女将さんたちとも長い付き合いで、いつも気楽に呑ませてもらっている。昔の看板やアンテイークなどに囲まれて呑んでいると、暖かくで心地よくなるのは私だけではないであろう。

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「1000酔漢」の入り口

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「醸し人 九平次」 名古屋 ( 緑区 ) の酒。ここ数年で名古屋から頭角をあらわし全国的にも評価されている。

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「蓬莱泉 空」愛知県奥三河の酒(関谷酒造) 愛知県を代表する吟醸酒として「空」「美」「朋」などがある。


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「義侠」愛知県佐屋郡のお酒。酒米の「山田錦」を厳選する蔵で、日本酒らしいしっかりとした味わいは長く地元の酒飲みに愛されている。

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この店の酒ケース。手に入りにくい酒がところ狭しと並べられている。これらのお酒の顔ぶれを見るとたいていの日本酒好きは感動する。このケースの前のカウンター席が私の指定席である。先に紹介した愛知県の3種の名酒のほか「十四代」「磯自慢」「黒龍」などが並んでいる。

 

投稿者: なごやかこどもクリニック