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2009.09.13更新

9月13日(日) さんぷる工房

朝食を済ませて車で「郡上八幡城」まで行く。高台にあるこの城からは長良川とその支流の吉田川とのあいだの盆地にある郡上の町が一望できる。昨日と違い今日は晴天で心地よい。この城は1559年に遠藤盛数(初代城主)が八幡山に築いたもので、郡上は城下町であったことを知る。また大河ドラマでも話題となった山内一豊の妻として知られる千代がこの地の出身で盛数の娘である(違うという説もあるようだが)ことがその肖像画(見性院)とともに城内に展示されていた。

このお城を後にし、I君夫妻お勧めの蕎麦を食べたあと街中を歩く。さすがに水が豊富で、「宗祇水」と呼ばれる日本の名水に選ばれているところで水を飲む。評判どおり透明感があり少し味わいのある水であった(ミネラルが豊富なためか)。食堂などにある精巧な「食品サンプル」発祥の地がこの町で、「さんぷる工房(岩崎グループ)」では体験コーナーがありサンプル作りが楽しめるようになっている。我々は体験はしなかったが、いくつかの果物やお菓子などのサンプル(携帯ストラップなど)を購入。私も高校生の姪へのお土産に「さくらんぼ」と「苺」のストラップを買う。この町にはそれほど大きな建物(ビルなど)もなく、古き良き日本のたたずまいを残している。もちろん大きなお寺はいくつかあるが。お寺といえば私たちが訪ねた「慈恩護国禅寺」の庭(日本庭園)はとても静かで美しく、京都の苔寺や龍安寺の石庭を思わせる。八幡城主の遠藤氏、金森氏ゆかりの寺とのことだ。

郡上八幡は人口約4万5千という小さな町だが、このような町が日本にもまだ残っていることがうれしいことである(我々旅行者と違って、ここで暮らす人にはそれなりの問題もあるかもしれないが)。有名な「郡上踊り」のシーズンのあとであったので比較的宿などもすいていた。秋には紅葉が美しいようで、ぜひそのころにも訪れてみたいものだ。


宿の朝食: 山菜と朴歯味 噌


郡上八幡城: この城は再建された ものである


慈恩護国寺の庭園


街中を流れるきれいな水


さんぷる工房の携帯ストラップ:  レモン、さくらんぼ、いちご

投稿者: なごやかこどもクリニック