思春期の男女の顔面などに見られる「ニキビ」は正式には「尋常性ざ瘡」と言います。思春期には性ホルモンの分泌が増え、皮脂の量が増えます。この皮脂や角質などが毛穴に詰まると、ニキビ(白ニキビ、黒ニキビ)となります。ここにアクネ菌などが増殖すると、炎症のため赤ニキビとなります。ニキビの治療法として、これまでは朝晩の洗顔に、アクネ菌などを抑える抗生剤の軟膏、保湿剤などが主なものでした。
最近新しいニキビ治療薬が登場しました。 ベピオゲル 2.5%(過酸化ベンゾイル)という塗り薬です。このゲルはピーリング作用により毛穴のつまりを改善し、ニキビの進行を抑えます。原則として、就寝前の洗顔のあと、顔面のニキビの部分にこのゲルを塗布します。顔面以外(胸や背中など)のニキビにも同様に塗布します。このゲルは最初皮膚への刺激がありますので、少量から初めて徐々に量を増やしていきます。赤ニキビの部分に塗布しますが、それよりも早い段階の白ニキビ、黒ニキビから始めればより効果的です。1か月ほどで効果が表れますが、3か月くらい継続することをおすすめします。
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