院長ブログ

2024.01.05更新

新年おめでとうございます。昨年2023年は今後の世界史に記憶される年となりました。2022年2月のロシアのウクライナ侵攻が、攻防を繰り返しながら今だに続いています。また2023年10月にはイスラエルがハマス(パレスチナ)を攻撃し、双方に多くの犠牲者を出しています。第二次世界大戦以降このような戦争が起こるということは、誰も想像しなかったのではないでしょうか。これらの背後には世界の複雑な政治・経済・民族・宗教などが絡んでいますが。この紛争は大国が小国(民族)を武力で侵略するという点で共通しています。今年はこれらの問題が解決に向けて歩んでいくことを祈りたいものです。
 2019年末に中国の武漢で発生したコロナウイルス感染は、その後パンデミックとなり世界に蔓延しました。日本でも翌年の1月に横浜に寄港したダイヤモンドプリンセス号で初めてコロナ感染が確認され、その後猛威をふるいました。2023年に入るとワクチンなどの効果もあって、収束してきました。日本でも感染第9波が昨年末で終了しました。これはワクチンなどの医療が、凶悪だったコロナウイルスに打ち勝ったと言えるかもしれません。ただ今後もこのようなウイルスが新たに出現する可能性は残るので、まだまだ気が抜けません。
 本年はこの地球でたとえ民族や宗教が違っても、約20万年前のアフリカにルーツを持つホモサピエンスの一族(親戚)として、争いをなくしまた環境破壊を少なくしたいものです。また「私たち人間も自然の一部である」ということを、このコロナ禍から学んだはずですね。当クリニックも今年の春で設立18年目となります。   
                        2024年 元旦
                 なごやかこども成長クリニック院長 上條隆司

投稿者: なごやかこどもクリニック