麻疹(はしか)にかかると1.発熱(二峰性)2.全身の発疹 3.リンパ節の腫脹(頸部、後頭部)4.結膜の充血 などがみられます。乳幼児が罹患すると発熱が続くため入院治療が必要となることがしばしばあります。日本ではMR(麻疹、風疹)ワクチンが普及して、2015年3月に「麻疹の排除状況」と認められました(WHO)。ところが昨年より世界的にも麻疹の増加がみられ、今年に入って日本でも感染者が報告されるようになりました。この原因の一つとして、コロナ禍で麻疹ワクチンの接種率が下がったこともあるかと思います。
麻疹(はしか)には根本的な治療法はなく、予防接種で対処するしかありません。日本ではMRワクチンが1期(定期接種) 生後12-24か月、2期 5-7歳 で行われています。具体的には1歳になった時点と、小学校入学前に接種しています。この接種率が1期はかなり高いのですが、2期がやや低い傾向があります。なので限「小学校入学前にMR2期の接種」を確実に済ませましょう。
このMRワクチン接種は世代により違いがあります。平成12年(2000年)4月よりMRワクチンが2回接種となりました。現在23歳以下の方はこの対象となっていますが、それ以上の年代の方はこのワクチンを1回のみ、あるいは全くしていないこともあります。こういう方は麻疹の感染に気を付けましょう。麻疹の感染力はとても強く、すれ違っただけでも移ってしまうと言われています。
MRワクチン希望の方は有料(任意接種)でできますが、現在希望者が多く、品薄のようです。
2024.03.22更新
麻疹(はしか)の流行 ―小学校入学前にMRワクチン2期をお忘れなくー
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