栄養相談「市販品?」
「こんにちは♡」と元気なお母さんと9か月の男の子。カルテを見ると身長も体重も成長曲線も問題なく 元気な様子。ちょっと心配症のお母さんカナ?と、話してみると
お母さん「離乳食の相談で 何を作ったらいいのか、わからなくて・・・」と不安そう
平均的な進め方は、9か月でカミカミ期の3回食をスタートする時期
「3回食を始めてますか?」と聞くと既に3回食で、赤ちゃんはよく食べるとのこと
お母さん「何を作れば、どう作ればいいか分からなくて・・・」と
よくよく聞いてみたら 離乳食をすべて市販のもので済ましているらしい。
今まで作り方が不安だったり、忙しかったり、ずっと市販のものに頼りっきり、
さらに母乳も好きな時に好きなだけ授乳していて、お母さんは不安になり栄養相談を受診。
「大丈夫ですよ。これから取り組んでいきましょう」と
手作り離乳食の作り方や、具体的なメニューや手順、タイミング、市販の活用方法と授乳の回数の話などなど
①市販品の味を薄めにする→ 白湯を加え味を薄めにする。
②市販品を半分使う→ 市販品に手作りを加えて、お母さんの味に変えていく
③自分で食べたがる時期→ 手に持てる食べ物は手作りの物でお母さんの味に変えていく
④生活リズム→ お腹がすいたら食欲がわきます。体を動かしてから(遊んでから)食事になる生活リズムを作ります
この時期から 体重の伸びも緩やかになります。赤ちゃんの要求も変わって来ますので、焦らず行いたいです。
当院のお母さん情報ですが、お母さんと赤ちゃんの根気比べは、10日間と言われます。10日ぐらい無理せず叱らずのんびり挑戦していたら、あっさり11日目で食べてくれたという話も聞きます。どうぞご参考に・・・
第1・3火曜 15:30-17:00
離乳食栄養 担当 今井