なごやかこどもクリニックの過去のブログ

2010.07.16更新

平成22年 7月16日(金) 小雨ふる道後温泉

朝グランドエクシブ「鳴門」を出て鳴門駅からJRで徳島駅へ。徳島駅から高速バス(吉野川エクスプレス)で3時間余りで松山市内にはいる。道後温泉の近くにある旅館「ふなや」にまずはいり、小雨の中宿で傘をかりて道後温泉へ。松山は以前きたことがあるが道後温泉は今回が初めてだ。歩いてすぐ重要文化財にもなっている「道後温泉本館」へ。3000年以上の歴史を持つといわれるこの温泉(伊予の温泉)には聖徳太子も訪れたとの記録がある。本館の屋根の上にはこの温泉の発見の由来といわれる「白鷺」の羽ばたく像がある。明治27年に建造されたこの本館の神の湯と霊の湯と2種類ある湯のうち私達は神の湯に入る。浴槽はコンクリート造りで質素なものだが、夏目漱石も入浴したと思うと感慨もひとしおだ。規模と歴史は国内最大級のものだが、その雰囲気は私が子供のころ通った銭湯を思い出させる(実際に銭湯スタイルである)。またここには皇室専用の浴室(又新殿)が有り、入浴後見学をした(全国にここだけとのこと)。昭和25年に昭和天皇が使われたのが最後であるようだ(専用トイレまであるが、使用されなかった)。

念願であった道後温泉に入ったあと、本日の宿「ふなや」に歩いてもどる。創業370年余りというこの老舗旅館は改装され(1993年)、現在は近代的な旅館となっている。約1500坪といわれる日本庭園は、庭というより森林といったほうがよさそうだ。昭和25年以降は天皇や皇族の方々はこの旅館に泊まられるようだ。瀬戸内海の魚介類を中心とした京風の会席料理を楽しんだあと、歴史あるこの地で眠りにつく。

「にわか雨 傘かりてゆく 道後の湯  隆」

1.jpg
鳴門駅を出発(徳島駅へ)。駅の近くに「うずしお眼科」というクリニッ
クがあった。鳴門らしいが、なんだか目が回りそう(失礼!)


2.jpg
道後温泉本館。中央後方の楼の上に白鷺の像がみえる。


3.jpg
本日の宿「ふなや」の玄関


4.jpg
「ふなや」の夕食

1.jpg
道後温泉の時計台。 「坊ちゃん」のマドンナ、赤シャツなどが登場する
(もちろん坊ちゃんも)


 

投稿者: なごやかこどもクリニック