なごやかこどもクリニックの過去のブログ

2008.10.02更新

プロペラ機で米子へ


小児内分泌学会に出席のため中部国際空港(セントレアー)より米子へプロペラ機で飛ぶ。プロペラ機に乗るのは多分これで2回目だと思う。名古屋から出席する小児科医数名と同じ機に乗り込む。心配されていた台風も去り快晴の空を約1時間の飛行でほぼ正午に米子空港に到着。着陸時には機体のゆれがかなりあり、予想していたこととはいえかなりスリリングな飛行であった。バスで会場まで移動する。参加登録を済ますとPM2時過ぎより学会が始まる。今回の会長は私の旧知でもある鳥取大学医学部小児科の神崎晋教授であるが、演題数も多く魅力的なプログラムが組まれている。
山陰地方へは今まで来る機会がなく、今回が初めてとなるため楽しみにしていた。米子は人口約15万人の山陰地方では最大の都市で、商業などの盛んな街で「山陰の大阪」と呼ばれているようだ。夕方名古屋から出席のT先生、I先生と食事に出る。宿泊している「全日空ホテル」からタクシーで数分の繁華街を少し過ぎたところにある「匠(たくみ)」という居酒屋・割烹料理店にはいる。日本海に面した街のため海の幸は多い。山陰といえば松葉蟹だが、まだ時期が早かったようで食べられなかったが、普通の蟹(紅ずわい蟹)が出てきてこれでも十分おいしかった。各種刺身や「のどぐろ」も味は絶品であった。この地方で有名なお酒「諏訪泉:鳥取県八頭郡」があったので注文する。大吟醸「鵬(おおとり)」は米の旨味を残し丸みのある味わいである。私の好みとはやや異なるが、良いお酒であることは間違いない。お酒を飲まないI先生に代わり私とT先生で「鵬」の7合壜を空ける。その後この店の大将に紹介してもらった近くの「寛ぎ」というスナックに3人で移動。ママさん一人でやっているこじんまりした店で、飲んだり、歌ったりと楽しく過ごす。名古屋ではカラオケの置いてあるスナックは少なくなってきたので懐かしい。地元のお客さんが来ていて、米子の話などいろいろ聞かせてもらった。なぜか名古屋の喫茶店の話が出て、ボリューム満点の名古屋の「モーニング」には米子の人は驚いていた(そうそう米子ではあまり喫茶店を見かけないことが話のきっかけだった)。米子の最初の夜はすっかりくつろいでしまった。

紅たらば蟹
紅ずわい蟹
お刺身
山陰の海の幸
大吟醸『鵬』
諏訪泉 大吟醸 「鵬」
スナックにて
スナック「寛ぎ」にて  上條、T先生、I先生

投稿者: なごやかこどもクリニック